私達はコーヒー・紅茶の将来について考え行動し始めています

地球温暖化により、2050年までにブラジルをはじめとしたコーヒーの生産に適した土地の60%以上が失われると予測されています。

コーヒーだけでなく、私たちの取扱いしている紅茶や食品でも、今後の環境変化で需給が崩れる事も推測されます。
未来に向けてサステナブルなコーヒー、紅茶、食品の安定的な需給を目指し、SDGsの取組みを私達は少しずつですがスタートしています。

持続可能な目標を達成する為、環境、生物、将来の子孫に向けて100年以上、コーヒーと食品の事業を続けてきた私達がまじめに真剣に考えて、次の100年に向かい行っている取組みをご紹介致します。

多様性の尊重と個性の応援ブラジル ダイバースコーヒー

ブラジル モジアナ地区、同国の最大農協COOXUPEに所属し、身体的にハンデを持つ67農園の方が手掛けたコーヒーです。
”多様性を尊重することによるコーヒーの品質向上”そして、”持続可能な「個性の応援」”を目指します。

商品コンセプト

「違い」を拒絶するのではなく、個人が持つ「多様性」を探求し、「そのままで良い」をコーヒーを通じて一緒に提供する

存在を認め、尊重すること…
このトピックは非常にデリケートで、焦点を当てること自体がタブーのようにも感じられることもあると思います。 ただ、私達は「多様性」という観点からみて、このコーヒー作りに取り組む価値は十分にあると考えています。それは、健常者、障がい者だけではなく、男性、女性、マジョリティ、マイノリティ、先進国、途上国などにも通じるものです。「その人自身」が創ったコーヒーに目を向けると、いつもと違った景色が見えてきます。
コーヒーの個性を磨き上げること…彼らのコーヒーを応援すること…
そのままで良い=何もしなくて良い、というわけではなく、それぞれが個性を認め合い応援することで、今よりも世界をちょっとだけ素敵にしたい、と私たちは考えています。「ダイバースコーヒー」という商品名はその思いからネーミングしました。
ミナスジェライス州とサンパウロ州の州境にまたがる優良産地・高原エリア
身体的にハンデを持つ67農園の方が手掛けたコーヒー

本商品はコーヒー生豆が栽培、精選、選別、輸出、そして日本へ到着し納品されてから、焙煎、粉砕、抽出、お客様へサーブされる最終地点まで、サプライチェーン全体で創造していく商品だと位置づけています。

彼らにしか作れないコーヒーを扱い、共にその原石を磨き、誰もが平等に働ける持続可能な環境と価値を発信し続けていきます。

パートナーシップを軸にした環境対策ブラジル バイオリカバリープロジェクト

私達は生産者との長期的なパートナーシップを重要視しています。
ブラジル ミナスジェライス州にあるサンコーヒー生産者組合もその一つです。
彼らとは10年以上付き合いのあるパートナーとして信頼関係を構築しており、共にこれからも美味しいコーヒーを生産、供給し、一杯の幸せを提供していきたいと考えています。 コーヒー生産を末永く継続するべく、彼らは持続可能な社会、環境に特化したプロジェクトに取り組んでいます。

BIO RECOVERY PROJECT(バイオリカバリープロジェクト)

サンコーヒー生産者組合に加盟している20農園や地域の生産者たちと共に、環境改善&保全を行うプロジェクトです。
ブラジルの環境保護の法律を軸に、森林保護や新たな植林、また浸食された土壌を回復、その効果を安定させるための活動を行っています。
これらは生物多様性の維持や水資源の確保、また二酸化炭素を吸収することでカーボンニュートラルといった気候変動対策にも繋がります。

プロジェクトの歩み…

改善の必要がある土地の面積や、草木が生えていない場所を調査し、そして回復に向けた期限を設定します。
現在サンコーヒー生産者組合に加盟している農園全体で改善が必要な土地の調査結果を基に、彼らは「10年計画」を策定し、1年で14ヘクタールずつ劣化した土地を回復させることを目標に掲げており、このプロジェクトは2030年に達成する見込みです。
他にも整備が必要な泉の回復計画などが策定されており、環境改善&保全を確実なものにして、持続的なコーヒー栽培に適した環境にすることを目指して活動しています。

GLOBAL GOALS COFFEE
カーボンニュートラリティに向けて…

2020年には、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のガイドラインに従い、前年のサンコーヒー生産者組合の選別保管倉庫からサントス港までの二酸化炭素排出量171tを算出し、同量のカーボンクレジットを購入してオフセットをしました。
現在は2つの関連農園でパイロットプロジェクトを実施しており、農園から選別倉庫までの温室効果ガス量の算出を進めています。道のりは長いですが、カーボンニュートラルに向けた取り組みはブラジルの生産者組合の中でも先駆けと言えます。
持続可能なコーヒー生産の為に日々挑戦している彼らと共に、私たちはこれからも美味しいコーヒーを供給し続けます。

各コーヒー産地でのサステナブル

インドネシア ミトラ- 女性の活躍&医療支援

他の国にはない独特のフレーバーを有するインドネシアのアラビカコーヒー、マンデリン。その輸出業者であるエカヌサ社は、インドネシア語でパートナーを意味する「ミトラ」を合言葉に、地域社会への貢献を行っています。
一つは女性の雇用。伝統的に同国のコーヒー産業では女性が大黒柱となり、家庭内のコーヒー農園の管理者として、コーヒーを守り育ててきました(集荷範囲の700程ある農園の管理はほぼ100%女性)。栽培においてはもちろん、彼女たちは出来上がったコーヒーの「ハンドピック」など、コーヒーをきれいに仕上げる工程でもその力を発揮しています。現地責任者によると、女性は特に仕上がりがきれいでハンドピックの精度も高いそうです。その丁寧な仕事ぶりはきちんと評価され、彼女たちの収入にも還元されています(*)。
*エカヌサ社ハンドピッカーの平均の収入額は4百万インドネシアルピア/月(約32,000円)。地域の最低賃金2.5百万/月に対して平均以上の賃金を支払っています。(2021年11月現在)

もう一つは医療支援。ワーカーがエカヌサ社事務所近くにある医療機関を受診した場合、その医療費は全額会社負担となります。1人1人の従業員が「ミトラ」として、心身ともに健康にコーヒー作りに従事しています。

コーヒーの「ハンドピック」
コーヒー農園の管理者
コロンビア ブーゲンビリア農園 - 在来植物の保全とワーカーのケア

コロンビア北部サンタンデール県、花大国である同国に咲く美しいブーゲンビリアを由来としたこちらの農園では、人と植物に関する取り組みを行っています。例えば「シェードツリー」と呼ばれるコーヒーへの日照を調整するための樹として在来の樹木を植え、剪定した際に出る木材は家具や有機肥料として再利用しています。他にも植林による河川の保全といった環境に配慮した取り組みのおかげで、レインフォレスト・アライアンス等の認証も得ています。
また、農園内に家庭菜園を作り収穫期に集める従業員の30%の食料が自給できる体制を整えたり、子どもに読み書きを教える場、アルコール依存症を予防するためのソーシャルスペースを設けるなど、ワーカーに対するケアも積極的に行っている農園です。

タンザニア – 持続可能なコーヒー栽培の支援

タンザニア南部ンベヤにある特定農園及びCPU(共同精選工場)の原料でリマコーヒーは作られています。
ここに携わる全ての人々がハッピーになれるよう、私たちは強固なパートナーシップで信頼あるサプライチェーンを目指しています。
現地輸出業者は、小農家へのコーヒー栽培教育やローン(栽培に必要な資金の前貸し)により、持続可能で高品質なコーヒーが生産できるようサポートしています。
私たち石光商事は生産者の努力が詰まったそのコーヒーを適正価格で買付け、お客様にも安定した品質を共感してらもらうことで、リマコーヒーを共に育てるパートナーを増やしています。
今後もコーヒーを愛するお客様ひとりひとりにその美味しさを伝え、循環させることで、携わるすべての人々の笑顔と永続的な価値を生み出し続けます。

自社認証マーク制度

認証マークの名称
Green Roasting認証
グリーンロースティング認証
Carbon Offset認証
カーボンオフセット認証

※商標登録出願中
Green Roasting:商願2021-071826
Carbon Offset:商願2021-071825

認証マーク制度の概要

コーヒー業界は、地球温暖化などの気候変動の影響で2050年までにコーヒーの栽培適地が激減する「2050年問題」に直面しています。
今後も持続的に「美味しいコーヒーを飲む」ために、今何をすべきか、業界各社はもちろん、生産者や消費者も一緒になって考えて行動することが求められています。
また、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)についても、コーヒー業界のみならず、すべての業界において「エネルギー」「成長・雇用」「気候変動」「陸上資源」などさまざまな項目で対応が必要となっており、特にCO2排出抑制については、気候変動問題に関する国際的な枠組みとしてパリ協定が採択され、取り組むべき重要課題の一つとなっています。
このような背景から石光商事株式会社は、「CO2排出抑制」「環境対策」「人権対策」などの社会課題に取り組み、自社の基準を満たした製品に付与できる認証制度の運用を開始しました。

Green Roasting認証

コーヒー製造における環境課題として、コーヒー焙煎時に発生するCO2排出抑制と抽出後に排出される抽出カスの有効的な利活用が挙げられます。コーヒーの焙煎に使用される燃料の多くは化石燃料であり、焙煎をすることで大量のCO2が排出され、地球温暖化の要因の一つとなっております。また、コーヒー抽出カスの一部は堆肥や飼料などに利用されているものの、それ以外の多くは一般廃棄物や産業廃棄物として処理されているのが実情です。
石光商事株式会社は近畿大学と共同で化石燃料や輸入エネルギーに頼らない「循環型国産エネルギー」として、コーヒー抽出カスを原料としたバイオ燃料「バイオコークス」を開発しました。Green Roasting認証は、バイオコークスをはじめとした「バイオマス(再生可能な、生物由来の有機性資源)」を燃料として焙煎した製品に付与するものです。

Carbon Offset認証

カーボンオフセットとは、日常生活や経済活動において発生するCO2等の温室効果ガスを、排出量に見合った削減活動の排出権を購入することで相殺する考え方です。
Carbon Offset認証は、対象とする製品に対し、原材料の調達、製造、流通、廃棄等すべての温室効果ガス排出活動から算出し、同量のカーボンクレジットを購入することでオフセットした製品に付与するものです。

CO<sub>2</sub>の削減率、及び相殺率に応じて変更可能
認証基準
Green Roasting認証
  • 焙煎に使用する燃料がすべてバイオマス(再生可能な生物由来の有機性資源)を原料とし、一切の化石燃料の使用がないこと。
Carbon Offset認証
  • オフセット対象となる活動の排出量が客観的かつ信頼性の高い計算にもとづくものであること。
  • 継続的な排出削減が実現されており、削減量、及び相殺量が適切に測定されていること。
認証対象商品の紹介

コーヒー焙煎の将来を考えるコーヒー抽出残渣リサイクル バイオコークス燃料

コーヒー抽出後の残渣を近畿大学の技術を用いて作ったバイオコークス燃料を使用し、極力ガスなどの化石燃料に頼らないコーヒー焙煎を一部の商品で採用しています。
抽出後のコーヒー残渣ゴミ削減だけでなく、植物由来の燃料を使用する事でCO₂の発生を抑え、カーボンニュートラルを実現
循環型の国産エネルギーで、焙煎自体も長時間焙煎でコーヒーの美味しさを引き出します。

抽出後のコーヒー残渣を燃料化して焙煎に使用
焙煎

焙煎からスタートし、抽出後のコーヒー残渣を燃料化して焙煎に使用する、エコな取組みです。
焙煎時にはバイオコークスだけの燃料で200℃近くまで温度が上がります。

コーヒー包装の将来を考えるコーヒー麻袋のリサイクル紙、バイオマス素材

コーヒー生豆は産地より麻袋に入って日本・工場まで届きます、コーヒー工場で生豆を取り出した後の麻袋は廃棄される事も多いですが私達の工場では一部をリサイクルしています。
一例として、コーヒーバッグ製品を入れる化粧箱は紙素材で作っていますが、麻袋を再利用したのもを使用しています。
また、コーヒーバッグ個包装フィルムには、バイオマス由来のインクやプラスチック原料を使用しています。
バイオマス原料を使用する事で、石油由来のプラスチック削減に貢献し、限りある地球の資源を後世に残す取組みをしています。

GLOBAL GOALS COFFEE
GLOBAL GOALS COFFEE
バイオマス素材

GLOBAL GOALS COFFEEは包装素材にこだわり、リサイクルやバイオマス素材を使用しています。

紅茶生産の将来を考えるサステナブルダージリンティープロジェクト

世界三大紅茶のひとつのダージリン紅茶。
現在ダージリン紅茶は、需要不安定や環境悪化により農園の手入れが行き届いておらず、収穫量が減少傾向にあります。このままいくと、美味しいダージリン紅茶が容易に飲めなくなる可能性があります。
この危機に立ち向かう為、石光商事は100年後も美味しいダージリン紅茶を飲み続けられる仕組みづくりに取り組んでいます。それが、このサステナブルダージリンティープロジェクトです。
ダージリン地域の茶木を定期的に植え替え、持続可能な生産体制を確立することを目指しています。
私たちはこの植え替えの取組みを、継続購買や商品開発を通じて支援しています。
美味しいダージリン紅茶を次の世代、そしてまた次の世代へとお届けしたい、、、。それが私たちの想いです。

詳しくはこちら

紅茶畑