中国からのトマト加工品の仕入れについて

 米国と中国の人権問題に関わる摩擦が強まり、先月7月末には、米国が中国新疆ウィグル自治区の新疆生産建設兵団(XPCC)に対する制裁を発表したことで、世界的に同省での労働者に関わる課題がクローズアップされるに至りました。
 各メディアにて、同自治区の企業との取引の是非が問われている状況に鑑み、当社が取り扱うトマト加工品の仕入れについてお知らせいたします。

 新疆ウィグル自治区は、各種の工業産品を多国籍の企業に供給しています。食品の分野においては、内蒙古自治区と並ぶ中国の2大トマトの産地の一つであり、世界的に観ましても有数の産地です。

 当社におけるトマト加工品の輸入量は昨年度1年間で約6,000トンです。その約4分の3がイタリア、トルコ、米国、ポルトガルからの輸入、残りの約4分の1が中国からの輸入であります。
 中国から当社が輸入するのは、全て内蒙古自治区で生産したトマト加工品に限っておりますので、新疆ウィグル自治区の企業との取引はございません。

 当社は、長年にわたりコーヒー生豆、食品輸入に携わる企業として、相互の価値観を共有し長期的に安定的な品質と安心を供給できるサプライヤーと関係を構築してまいりました。今後も安定的な品質と安心を供給する基盤整備の一環として強制労働や児童労働の根絶に取り組み、持続可能な社会の実現をサポートしてまいります。