児童労働の禁止・廃絶に向けた取り組みについて

児童労働の禁止・廃絶に向けた取り組みについて

2020年3月17日
石光商事株式会社
 品質統括部門

 世界には、貧困を背景とした様々な問題によって、十分な教育を受けることなく、労働に従事している子どもたちが多くいます。この状況を早期に適正化すべく多数の国際機関や企業が改善の取り組みを展開し成果を上げてきております。

 一方、2020年3月に入ってイギリスのTVニュース番組で世界屈指のコーヒー事業者2社が使用している原料に児童労働により得られた原料が含まれているとの報道がされWEB上をにぎわせておりますように、根絶には引き続き我々事業者が果たすべき役割は重いと認識を新たにいたしました。

 当社は、長年にわたりコーヒー生豆、茶葉の輸入に携わる企業として、相互の価値観を共有し長期的に安定的な品質と安心を供給できるサプライヤーと関係を構築してまいりました。そのようなサプライヤーは現在30社ほどありますが、彼らと長期的かつサステイナブルに取り組んでいくために、児童労働根絶に向け、ILO条約(=国際労働機関/第138号および第182号)順守に基づいた活動概念を持つ企業であることや、児童の生活や教育支援を行う企業であることを各サプライヤーと確認しております。今回の報道を受けて再度の確認を実施いたしました。

 一方、食品部門におきましても、サプライヤーを採用するに当たり、必須条件に児童労働の無いことを取り入れ、現地を訪問して行う監査の際に確認を取っております。

 当社は、こだわりの原料から最大限の美味しさを追求した加工および製品の提案を通じ、食卓のみなさまの幸せを提供するだけではなく、この商品に携わる世界中のサプライチェーンのみなさまの幸せにも貢献していきたいと考えております。2030年、誰も取り残されない世界をつくるために、当社は世界と食卓をつないでまいります。

以上