いつも社長ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
先週、私は中国甘粛省を訪問し、私たちの新たな挑戦となる「グリーンロードプロジェクト」の締結式へ参加してまいりました。今回は、この未来へ繋がる壮大なプロジェクトについて、皆様にご報告させていただきます。
グリーンロードプロジェクトは、中国甘粛省武威市民勤県北部に広がる砂漠に植林をすることで、砂漠の緑化を進めること、また砂を固定化して大砂嵐から地域住民の生活を守ることを主な目的とした取り組みです。この活動を、私たちが取り扱う農産品販売の収益の一部で支援しようというものです。
このプロジェクトは、植林事業を推進されている甘粛青梭公益センター様、現地のサプライヤー様、そして私たち石光商事株式会社の3社が手を取り合い、持続可能な未来を目指して始動いたします。具体的には、当プロジェクトに間接的に関わる玉ねぎの販売金の一部を、この植林事業費に充てる計画です。
当社として、このグリーンロードプロジェクトを通じて、社会(地域住民の方々が砂漠と共存できる安心した生活の実現)、環境(植林を通じた砂の固定化による大規模な砂嵐の防止、そして緑化によるGHG(温室効果ガス)の削減)、そして経済(玉ねぎ販売による植林事業の支援)という、これら三者の維持・改善を図っていくことに、計り知れない大きな意義を感じています。
この重要な使命を果たすため、当社では農産事業部とサステナビリティ推進室のメンバーがプロジェクトリーダーを務め、部門横断的に協働していくことで、無理のない経済的価値と社会的価値の両立、ひいては自然で持続可能な循環の実現を目指してまいります。
地域住民の方々が安心して暮らせる住環境が整うまでには、相当の年数を要するプロジェクトかもしれません。しかし、石光商事グループのミッションである「世界の食の幸せに貢献する」という要素が、このプロジェクトにはたくさん詰まっており、サステナビリティこそが私たちの進むべきゴールの道しるべとなると確信しています。
私たちは、このような取り組みを通じて、食を通じた豊かな社会だけでなく、地球環境、そしてそこで暮らす人々すべての「幸せ」に貢献し続けていきたいと考えております。このグリーンロードプロジェクトについても引き続きみなさまに状況を報告してまいります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

※写真:プロジェクトリーダーの農産事業部の島野(右)とサステナビリティ推進室の三池(左)
