「巡珈~JUNCA」、いよいよ船出!

いつも石光商事のブログをご覧いただきありがとうございます。

今、アマゾン河口の街ベレンで開催中の COP30 では、森林保全と食料生産が気候危機を左右する焦点として熱い議論が交わされています。コーヒーも例外ではなく、2050年には栽培適地が半減する可能性が示され、生産者・NGO・企業が強い危機感を共有しています。
石光商事グループはこの現実に正面から向き合い、
①産地での気候レジリエンス強化とGHG排出量低減
②“グリーン焙煎”の拡大
③消費者参加型の循環ブランドづくり
という三つの軸で行動しています。

まず①では、栽培方法の改良や耐乾燥品種などに挑戦する生産者と中長期の購買を継続することで支援しています。さらにブラジルとコロンビアでは、GHG低排出量の農薬の使用や緑肥栽培の協働実験を進めています。収量・品質データを共有しながら環境負荷低減と農家の収益向上の両立を図っています。

②では、兵庫県小野市で2027年春に本格稼働する新工場に、コーヒーグラウンズ(=コーヒーの抽出残渣)を再資源化したコーヒーペレット燃料を導入し、焙煎時の化石燃料使用削減を可能にする“グリーン焙煎”ラインを整備します。豆そのものの力を引き出す独自の焙煎プロファイルと組み合わせ、環境配慮と味わい向上を両立させます。

③として、間もなくローンチするのが、GHG排出量低減コーヒー豆をグリーン焙煎で仕上げた「巡珈(じゅんか)~JUNCA」。「巡」は「めぐる」「循環する」を意味し、人と自然の共存や未来に向けた様々な思いのつながりを、そして自然や資源の循環を表しています。(近日発売予定です、グループ会社のアライドコーヒーロースターズ:アライドコーヒーロースターズ(株)HP、または石光商事(株)HPにてご案内いたしますので、乞うご期待ください!)

私たちのミッションは「世界の食の幸せに貢献する」。一杯のコーヒーがもたらす至福のひとときは、遠い生産地と地球環境が健やかであってこそ続いていきます。COP30で交わされている熱い議論を、現場での具体的アクションへ・・・119年目のバトンを受け取った石光商事グループは、今も未来にも幸せを届ける挑戦を続けてまいります。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。