中国出張を終えて~デジタル大国の活気と、未来を拓くビジネスの種

先週、中国を訪れました。今回の出張は、当社のグループ企業であり、中国事業における重要なパートナーである石光商貿(リンク:会社概要 グループ会社)との絆を一層深め、主要顧客やサプライヤーの皆様と直接交流する貴重な機会となりました。

まず、石光商貿のスタッフと懇親を深めるとともに、今後の事業戦略についても意見を交わしました。訪問した顧客の1社は2030年の中国のコーヒー市場は保守的に見積もっても倍になると予想して中期経営計画を策定していましたが、この拡大市場に大きく貢献している大手のコーヒー焙煎企業に対して、堂々とアプローチし、実績を積み重ねる彼らの営業活動を確認できたことを誇らしく感じました。また、GHG排出量削減といったサステナビリティ要素を持つ原料へのニーズはまだ限定的であるものの、グローバル大手企業が今後これを強く求める可能性は高いという認識を共有し、石光商貿としても市場に先行して取り組んでいくことを確認しました。彼らとの交流の機会をさらに増やし、グループ間で相互の知見を交わしたいと考えています。

次に、農産事業でお世話になっている筍、蓮根、玉ねぎなどのサプライヤーを訪問しました。当社の担当者が中国語でコミュニケーションを取り、人間関係を構築しながらビジネスを拡大している姿は、まさに当社の「プロフェッショナル」の証であり、これまた大変誇りに感じました。こうして築いてきた長年にわたる皆様との強固な信頼関係は、まさしく当社の宝です。

中国におけるデジタル技術の浸透は、単なる利便性の向上に留まらず、ビジネスモデルそのものを変革する力を持っていることを痛感しました。キャッシュレス決済による消費行動の変化や、安価で効率的な物流機能を活用して、業務用の企業が果敢にネット販売にも挑戦し成功しています。これらを肌で感じることで、当社も常に変化の兆しを捉え、柔軟に対応していく必要性を強く感じました。

中国市場は、その巨大な人口と経済成長、そしてデジタル化の波によって、今後もさらに大きな発展を遂げることでしょう。今回の出張は、当社の中国事業が持続的に成長するための確かな基礎と、未来へ向けた新たな可能性を確信させてくれる、非常に実り多きものとなりました。今後も、石光商貿、そして中国のパートナー企業の皆様と共に、この巨大市場でさらなる飛躍を目指していきたいと思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


※写真:石光商貿のスタッフとの懇親会の様子