3/6に神戸に春を告げるいかなご漁が解禁されました。とれたてのいかなごを甘辛く釘状に煮詰めていきます。この時期、神戸の街はしょう油の香りに包まれます。
このところ不漁が続き、年々量が減り、値段も上がる一方ですが、毎年せっせとつくり続けています。
私は阪神大震災の後、家をなくした方にコーヒーを届けるボランティア活動を細々とやっていました。そのお礼にいただいたのがいかなごの釘煮でした。いわば神戸との関わりの原点。今年も仮設住宅をまわったあの頃のことを思い出したりしながらしょう油の香りに包まれました。これもコーヒーが繋いでくれたご縁。ずっと続けていきたいと思っています。
いかなごは昼頃スーパーの店頭に並びます。この時期は昼ごはんを食べながら、社員用の食後のコーヒーを淹れながら、いかなごを炊きます。
できあがりはこんな感じ。